軽貨物レンタカーの特徴と借りるときの注意点

ゴミの処分に車が必要なとき、たくさんの荷物を運ぶ必要があるとき、軽貨物レンタカーを借りると便利です。
業者に依頼をすると人件費を含めた価格になりますので、免許を持っているなら自分で運ぶ方が安く済ませることができます。
しかし、これまであまり運転をしてこなかった方は「レンタカーを利用したことがない」「軽貨物車に乗ったことがない」など不安でわからないことも多いですよね。

ここでは主に軽貨物車を利用するときに知っておくと安心な情報をご紹介します。

軽幌車

初心者でもレンタカーは借りられるの?


貨物車に関わらず軽自動車のレンタカーでは、基本的には初心者でも貸出可能なレンタカー会社がほとんどです。
ですが、運転歴や年齢によって制限が設けられている場合もあります。
そういった規約を守らず利用して事故などのトラブルが起きてしまうとレンタカー会社の保険や補償が適用されずに高額な請求になってしまうこともあります。
また、複数人で運転する予定があるときは運転予定者全員の免許証の提示が必要となります。
レンタカー会社の規約はよく確認してトラブルにならないように気をつけましょう。

レンタカーの料金はいつ支払うの?

レンタカーは基本的に先払い(利用直前までに支払う)の場合がほとんどです。
支払い方法はレンタカー会社で異なります。
現金決済が使えない場合もありますので事前に確認しておきましょう。

高速道路を使いたい


高速道路を利用する予定があるのならETC搭載の車両を指定しておくと良いでしょう。
もちろんETCがついてない車両でも高速は通行できますが、スマートインターの場合はETC搭載車しか利用できません。
使う予定の有料道路と合わせて確認しておく必要があります。

返却時に気をつけておくことは?


車両の返却の際はガソリンを満タンにしておく必要があります。
ガソリンスタンドのレシートの提示が必要なこともありますのでレシートは必ず取っておきましょう。
最近はセルフサービスのガソリンスタンドが多いです。
給油で不安なことがあれば事前に調べておきましょう。

軽貨物車のレンタカー特有の注意点


普段自動車を運転している方でも軽貨物車を運転するときには注意が必要なこともあります。
一番皆さんが気になっているのは「AT限定の免許でも運転が可能か」というところですよね。
レンタカー会社によって「MTのみ」であったり「ATとMT両方の取り扱い」であったりしますので予約を考えているレンタカー会社に問い合わせてみましょう。

軽貨物にもいくつか種類がありますが、車両の種類別に注意点を紹介していきます。

リビングビーマレンタカーでは「全車AT」で車両をご用意しております。


軽貨物レンタカーの選び方については下記リンクの記事を参考にしてみてください。
https://livingwest.co.jp/column/moving/self-moving-rental-car/

軽貨物車全般の運転の注意点


たくさん荷物を積むと後方確認ができないこともありますので、目視やドアミラーでしっかり周囲を確認しましょう。
また、高さ制限にも気をつけましょう。
軽バン、軽幌車は全高が高いのはもちろんですが、軽トラックでも背の高い荷物を積んでいるときは高さに制限があります。
普段の運転ではあまり気にしていないようなアンダーパスや立体駐車場の高さ制限に注意が必要です。
利用する車両の全高をしっかりと把握しておきましょう。

軽トラック


一般的な荷台のサイズは、幅約1.41m、長さ約1.94mとなっています。
これはダブルベッドと同じぐらいのサイズです。
軽トラックはバンタイプと違い、屋根がないため高さや長さを気にせずに荷物を積むことができます。

積載の注意点


荷台が広く屋根がないので、背の高い本棚や長い資材などを載せることができます。
ですが、車体からはみ出してよい長さや高さが決まっています。
・長さ
はみ出した部分が車長の10分の1を超えてはいけない。
・高さ
地面から2.5mを超えてはいけない。

軽トラックに荷物を乗せるときは、荷物が落ちないようにロープなどで固定する必要があります。
また、荷台に人を乗せることはできません。

運転の注意点


軽トラックは背の高いものを載せたとき、普段とは違い重心が高くなることがあります。
また、衝撃などで荷物が動いてしまうこともあります。
荷物の固定をしっかり行うことは大前提ですが、運転時にも急発進を避け、カーブでは速度を落として荷物が遠心力で動いてしまうことがないように注意することが必要です。

軽バン

レンタカーでよく利用される軽バンの荷室サイズは
幅1.27m〜1.32m、長さ1.82m~1.91m、高さ約1.24mとなっています。
軽トラックや軽幌車と違い、後部座席がありますので4人まで人を乗せることができます。

軽バン

積載の注意点


荷室の開口部が広い分バックドアが大きいです。
開けるときにぶつけてしまうことがないよう、十分なスペースがあることを確認しておきましょう。
軽バンはスライドドアですので開閉の際、後方に縁石やポールがあると傷がついてしまいます。
また、スライドドアで指を挟んでしまうと切断の危険もあるので注意しましょう。

運転の注意点

全高が約1.9mですのでアンダーパスや駐車場を通行するときは、高さ制限の看板を見逃さないように注意しながら運転しましょう。

軽幌車

軽幌車とは幌付きの軽トラックのことで、荷台の大きさは軽トラックと同じです。
軽バンよりは高さがありますが、幌のサイズによって高さは様々です。
必要な高さが決まっているのであればレンタカー会社に問い合わせをして希望の車両を予約しましょう。
軽トラックと違い多少の雨でも荷物を濡らすことなく運搬ができます。

軽幌車

積載の注意点


幌車の荷台はゴムバンドで固定して締めるものなので、鍵がありません。
また大雨などの悪天候では隙間から雨がはいってくることもあります。
個人情報の記載された書類や精密機械などを運搬する際は注意しておきましょう。

運転の注意点


幌の固定が甘いと走行時にバタつきます。
事故の原因にもなりかねませんので、ゴムバンドなどでしっかり固定しておきましょう。
高さがあるため横風の影響を受けてハンドルが取られやすいです。
強風や高速走行時には特に注意して運転する必要があります。

さいごに


大きく3種類に分けて軽貨物車のメリットとデメリットを紹介してきました。
便利な貨物用レンタカーですが、慣れていない車を運転するときは不安になることもあるでしょう。
それぞれの車両の特性と注意点をしっかり把握して安全に利用できるように備えておきましょう。

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